妙泉寺縁起

妙泉寺は今からおよそ420年前 慶長2年(1597年)に、現在の地に開かれた日蓮宗の寺院です。以前は禅寺であったものを日供と称する僧が改宗して、日蓮宗の寺になりました。古くから交通の要所であった伊豆・三島の地において、多くの人々の旅路や生活を見守ってまいりました。今後も、地域の守護寺としての祈りを捧げて参ります。



南無大慈悲癌除観世音菩薩

昭和57年2月14日、冨永弘光氏により奉納されました。夏梅木町内にアトリエを構える日展会友、日彫展会員の彫刻家下山昇氏による、楠木一本作り、座高百十センチの白木座像です。

この菩薩像の心は、観世音菩薩の大慈大悲、衆生救済、世間の苦を救い給う御心によって、癌病等に対する人々の不安、苦しみを少しでも和らげ、心に安らぎをもって療養生活ができるようになっていただきたい、とお願いするものであります。

● 御縁日  毎月14日

● 大祭日  正月第3日曜日


番神堂

三十番神というのは、日本国中に祀られている三十の神々が一ヶ月三十日の間、毎日順番に国家と人々を守る ことをいいます。日蓮宗では、この神々を仰いで、現世利益の祈願を捧げる慣わしが広く行われていました。 当梅夏山妙泉寺でも開基日供上人以来祀られていたと伝えられています。また、当山の番神堂には祈祷本尊として日本三大稲荷の最上位経王大菩薩(最上さま)とその脇神として八大龍王尊・三面大黒尊天をお祀りしております。



特大法華経画

世界的なイラストレーターとして知られる天野喜孝氏が、宗祖日蓮聖人の降誕800年を記念して描き下ろした、壮麗な法華経画の特大タペストリーです。

本作は、日蓮宗の「大曼荼羅」の伝統的構図に基づき、金箔を施した画面中央に釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を、そして東西南北の四隅に四天王を配置。釈迦の足元には、法華経の題目「南無妙法蓮華経」を唱える日蓮聖人が描かれ、その背後には、聖人を静かに見守る不動明王が立っています。天野氏は、幻想的できらびやかな画風を活かしつつ、法華経に登場する尊像や護法善神を、それぞれにふさわしい衣装・ポーズ・構図で表現しました。この一幅の中に、信仰と美術、伝統と創造が融合しています。

※天野喜孝氏は『ファイナルファンタジー』など数多くのファンタジー作品のビジュアルを手がけた日本を代表するアーティストです。